2026.03.07

施設ブランディング

春のプールに「花火」と「オーロラ」が? 人気ホットサンド専門店が仕掛ける「新たな食体験」の狙いとは

食の価値を高めなければならない時代

全国で人気を集めている『’OHANABATAKE』のホットサンド。

 原材料費や人件費が高騰する中でなかなか価格転嫁が進まず、飲食業界にとっては厳しい時代となっている。時代と共に食体験もアップデートさせていかなければならない、という危機感のもと、多くの飲食店が「食の価値」を高めるべく様々な取り組みをしている。

 そんな中、斬新なアプローチで新たな食体験を生み出そうとしているのが、関西を中心に展開するホットサンド専門店『’OHANABATAKE(オハナバタケ)』だ。普段は人が全くいないシーズンオフである「春のプール」に人を集めようという戦略だ。

 『’OHANABATAKE』は2017年にキッチンカーで創業。一躍全国各地で大行列を作る人気のキッチンカーとなり、2022年には東大阪に初の店舗を出店。その後、京都、石垣島、千葉にも出店を広げるなど、今勢いのあるホットサンド専門店だ。

夏にしか集客できないプールに新たな価値を与えたい

夏は多くの人で賑わいをみせる千葉県千葉市の『稲毛海浜公園プール(INAPOO)』。

 オーナーの長谷川宜弘さんは業界屈指のアイディアマン。飲食経験ゼロで起業しながらも、これまで神戸の人気リゾート『NESTA RESORT KOBE』のフードプロデュースをはじめ、大阪泉南のイベント『泉州夢花火』のフード統括、千葉市の『SUNSET BEACH PARK INAGE』のフードプロデュースなどを手掛けてきた。

 今回長谷川さんが挑むのは、フードプロデューサーとして関わっている千葉県千葉市の『稲毛海浜公園プール(INAPOO)』の新たな価値の創出。夏にしか集客できないプールに新たな価値を与えて、春のプールに多くの人を集めたいと考えた。

 「これまでフードビジネスを通じて『場の価値』を最大限に引き出すことを使命に、全国各地のイベントや施設において、企画から運営までを一貫して手がけてきました。夏ではないプールにも新たな価値を与えたいと考えたのです」(『OHANA GLOBAL COMPANY』代表 長谷川宜弘さん)

花火とオーロラで春のプールに幻想的な世界を

春のプールで花火を打ち上げるプロジェクト(画像:’OHANABATAKE)。

 春の夜空がたくさんの花火で埋め尽くされ、さらに美しいオーロラが空一面に広がる。この大胆なアイディアがこの春に実現する。それが3月21日に稲毛海浜公園プールで開催される『プリンセスミュージック花火』だ。

 楽曲の世界観に合わせて花火が次々と打ち上がる、ストーリー性のある演出。この音楽と花火が完全にシンクロする体感型のイベントでは、DJイベントも楽しめるほか、’OHANABATAKEが手がけるフードも充実している。

 春のプールで花火を音楽と楽しむ。これまで長谷川さんが手掛けてきたイベントは、飲食業界の人が思いつかない、フードとは関係ないようなアイディアにも思えるが、長谷川さんの考えはあくまでもフードがあってこそなのだという。

あくまでも美味しい料理を食べて頂くのがゴール

3月21日に開催される『プリンセスミュージック花火』。(画像:’OHANABATAKE)。

 「春のプールという未開拓の空間を、誰もが心ときめく『夢と感動のステージ』に変えたい。プリンセスの世界観と重なるような、美しく華やかな花火が夜空を彩り、見た人の記憶に深く残る夜をつくりたいと本気で思っています。

 そしてこのプールに多くの人が集まってくだされば、何か飲みたくなるし何か食べたくなりますよね。お客様がたくさん集まる仕掛けを考えるのが僕の仕事ですが、そのゴールには僕らの美味しい料理を食べて頂きたい、という思いがあるのです」(長谷川さん)

 飲食店も「価格」よりも「価値」の時代へ。春のプールというなかなか行けない場所で、美しい花火と共に美味しい料理を堪能する夜。’OHANABATAKEの新たなチャレンジに注目だ。

『プリンセスミュージック花火』公式サイト

※この記事は「Yahooニュース」からの再掲載になります。