2025.11.18

1977(昭和52)年にオープンした『稲毛海浜公園』(千葉県千葉市美浜区高浜)は、東京湾沿岸に位置する長さ約3km、面積約83haの総合公園。日本初となる人工海浜の海水浴場『いなげの浜』や『BOTANICA MUSEUM』をはじめ、プールやヨットハーバーなども併設されている。
都心からも近く、夏になると家族連れや若者たちで賑わう人気のビーチリゾートだが、開業から40年が経った2017年より再開発が進み、『SUNSET BEACH PARK INAGE』としてリニューアル。『稲毛海浜公園プール(INAPOO)』も2022年に大型リニューアルを行い、海とも直結する新たなプールリゾートとして注目を集めている。

今年からプール内のフードも一新し、例年の3倍に飲食店舗数を拡充。世界各国の料理や専門店顔負けの料理を色々と楽しむことが出来るが、その中でも注目すべきはズバリ「ラーメン」。どこにでもあるような普通のラーメンではなく、本格的な京都のご当地ラーメン「京都背脂醤油ラーメン」をプール内で提供しているのだ。
プールを含む『SUNSET BEACH PARK INAGE』内のフード全般をプロデュースしているのが、関西を中心に店舗展開する『’OHANABATAKE(オハナバタケ)』代表の長谷川宜弘さん。京都や大阪で行列の出来るホットサンドを手がけたことでも知られているが、ラーメンに対しても本気で向き合っている。

長谷川さんは2024年からビーチサイドの店舗で、同じく京都のご当地ラーメンである「濃厚鶏白湯ラーメン」も提供しており、ラーメンを目当てにビーチへ訪れるリピーターも増え、週末には行列もできる人気ぶりに手応えを感じていた。そこで満を持して今回プール内にて「京都背脂醤油ラーメン」を提供しようと決めたのだ。
ビーチのラーメンといえど、そのクオリティは専門店顔負け。良質な丸鶏と鶏ガラを強火で長時間炊き上げたスープは、濃厚でクリーミーな口あたりながらしつこさはまったくない。麺は京都の人気製麺所から直送された小麦香る中太麺。自慢のチャーシューは注文を受けるごとに炙って提供するこだわりだ。

2025年からプール内で販売を開始した「京都背脂醤油ラーメン」もまた本格的なクオリティ。鶏白湯と並ぶ京都のご当地ラーメンである背脂醤油ラーメンをブラッシュアップ。豚骨と鶏ガラベースで背脂のコクと甘味のあるスープに、京都の人気製麺所による縮れ麺を合わせた。九条ネギも京都から直送されたものを使っている。
ベーススープの豚骨と鶏ガラのバランスには苦労した。何ヶ月もかけて何度も試作を重ねて、プールのオープンにギリギリ間に合わせた。それは「自分が美味しいと思うものしか出したくない」と語る長谷川さんのこだわり。中でも長谷川さんにとって大好きなラーメンはなおのことだ。

京都で生まれ京都で育った長谷川さんが、地元京都の2つのご当地ラーメンを遠く離れた千葉の海で出す理由。それは自分が生まれ育った京都のご当地ラーメンを千葉の人にも食べて欲しいという思いから。ビーチとプールは自由に行き来が出来るので、ビーチの鶏白湯とプールの背脂醤油、両方のラーメンをぜひ食べ比べてみて欲しい。
※この記事は「Yahooニュース」からの再掲載になります。