2026.08.18

福井県は日本海に面し、抜群の透明度を誇る「若狭ブルー」の海や、驚くほど白い砂浜が広がる魅力的な海水浴場が数多く点在している。中でも南西部のほぼ中央に位置する美浜エリアは、その名の通り「美しい浜」に恵まれており、若狭湾のダイナミックな海岸線と、ラムサール条約登録湿地である「三方五湖(みかたごこ)」の両方を併せ持つ、福井県屈指の水辺のリゾートエリアとして知られている。

美浜エリアの中でも人気を誇る海水浴場が「ダイヤ浜海水浴場(ダイヤモンドビーチ)」(福井県三方郡美浜町)。若狭ブルーの透明度の高い海と白砂のロングビーチが特徴のビーチリゾートだが、コロナ禍で閉鎖となり長いあいだ休業状態が続き、自慢の砂浜にも投棄されたり漂着してきたゴミが山積する状態になっていた。地元の人たちにとっても再開が待ち望まれていた中、ついに今年リニューアルして復活を果たした。
美浜が誇る青い海と白い砂浜を復活させたい。その思いでリニューアルプロジェクトに名乗りを上げたのが、行列を作るホットサンド店として知られ、関西を中心に店舗展開する『’OHANABATAKE(オハナバタケ)』。千葉の『SUNSET BEACH PARK INAGE』や、神戸の『NESTA RESORT KOBE』のフードプロデュースなど、数々のビーチリゾートのプロデュースを手掛けてきた手腕が求められての参画だ。

’OHANABATAKEを展開する『OHANA GLOBAL COMPANY』代表の長谷川宜弘さんは、京都生まれの京都育ち。幼い頃から海水浴などで訪れていた若狭の海がゴミだらけになっていることに心を痛めた。地元の人たちや町の職員の人たちの協力も得ながら、砂浜に山積しているゴミを集めることから始めた。数週間にわたり作業を続けて、ようやく海と砂浜の美しさを取り戻した。
7年も閉めていた海水浴場に人をまた呼び寄せるためにはどうすればいいか。長谷川さんは美味しいフードの力を確信していた。一般的に海水浴場やプールなどのフードは、立地環境的にも簡易的なものが多く、本格的なクオリティのものを出すのが難しい。しかし大のB級グルメ好きでもある長谷川さんは、それが許せなかった。ビーチのフードをもっと美味しくしたい。美味しいものを食べて欲しいという思いでメニューを構築した。
作り置きよりは出来立て、既製品よりは手作り、少ないよりは多く。海の家などで提供される料理は、実店舗と違ってクオリティよりもオペレーションやコスト重視になりがちだが、長谷川さんが手掛けるフードには一切その妥協がない。飲食経験がないゆえに飲食業界の常識は知らない。だから自分が美味しいと思うものだけを作り続けてきただけなのだ。

一新されたダイヤモンドビーチのフードは、チーズドッグやフランクフルトなどのファストフードから、きつねうどんや冷やしうどんなどの麺類など豊富に揃うが、中でもリピーターを生むほど人気を集めているのが「タコライス」や「ザンギカレー」などのご飯もの。どれもボリューム満点でワンディッシュで満足ができる、食べ応えのあるものばかりだ。
「ビーチに足を運んでいただいたお客様に、美味しいと思って頂きたいだけなんです。これまで手がけてきたメニューの中から、人気のものを厳選してご提供しています。ボリュームに関しては価格以上の価値を感じて頂きたいのと、自分自身が食べて満足出来る量にしたいと思ってこのボリュームになりました。」(『OHANA GLOBAL COMPANY』代表 長谷川宜弘さん)

’OHANABATAKEでは、これから先も綺麗なビーチを守っていくために「ビーチクリーンアッププロジェクト」として、砂浜や海辺のゴミを拾って店が用意した専用の袋をいっぱいにすれば、かき氷やドリンクなどをサービスする企画も始めた。ダイヤモンドビーチの美しさをフードの力でいつまでも守っていきたい。長谷川さんの新たな挑戦が始まった。
※この記事は「Yahooニュース」からの再掲載になります。